2020年12月27日日曜日

No.0229 波多野睦美/美しい日本の歌【Sax:なし】

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SAXなし
全18曲
オススメ度 ★★★(3/5)

メゾソプラノ歌手の波多野睦美さんのことは、昔、古楽好きの知り合いに教えてもらいました。
コンサートで生の歌声も聞いたことがありますが、会場全体を包み込むような優しく、でも優しさの中に強い意志を感じられるような、唯一無二の歌声だと思います。

このアルバムでは、下記のような日本の美しい歌を、ピアノの伴奏のみで歌っています。
耳馴染みのある曲が多いですが、改めて曲の美しさに気付かされたりもしますし、たまにはこういうアルバムをじっくり聴くのもいいですね。

M01 からたちの花
M02 中国地方の子守歌
M03 この道
M04 秋の月
M05 浜辺の歌
M06 ちんちん千鳥
M07 城ヶ島の雨
M08 さくら横ちょう
M09 夏の思い出
M10 たあんきぽーんき
M11 霧と話した
M12 雪の降るまちを
M13 やはらかに
M14 いのちなき
M15 花の街
M16 子守歌
M17 さくら横ちょう
M18 落葉松




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2020年12月15日火曜日

No.0228 TM NETWORK/CAROL【Sax:中村哲】

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M06 SS/AS 中村哲
全13曲
オススメ度 ★★★★(4/5)

「CAROL ~A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991~」は、TM NETWORKの6枚目のオリジナルアルバムで、キャロルという名前の少女が異世界で盗まれた”音”を取り戻すというストーリーのコンセプト・アルバムになっています。
おそらく、ジャケットに描いてある女性(少女に見えないけど。。。)がキャロルのはずです。

収録されているヒット曲は下記の3曲などが挙げられると思います。

M05 Come On Everybody
M06 Beyond The Time
M07 Seven Days War

M07の「Seven Days War」は、宮沢りえ主演の映画『ぼくらの七日間戦争』(1988年公開)の主題歌でした。宮沢りえが可愛すぎて衝撃的だったのをよく覚えています。
ちなみに、『ぼくらの七日間戦争』の原作は宗田理さんですが、ぼくらシリーズはかなりの作品を読みました。

M09の「Winter Comes Around (冬の一日)」は、今くらいの寒くなってきた季節になると聴きたくなる、ちょっと切ないけど、美しいバラードですね。

サックスはM06の「Beyond The Time」のみで聴くことができます。
参加されているのは中村哲さんで、最初のアルトソロが終わった後、一瞬バンド全体の音が止まり、リセットした感じで始まる個所からソプラノに持ち替えているようです。
(実際にその時間で持ち替えはかなり難しいと思いますが。まぁ、レコーディングなので)

ちなみに、もともと渡辺美里が大好きで、美里とTM NETWORKと大江千里がエピックの同期ということで、美里に小室哲哉や大江千里が曲を提供したりもしていたし、そんな感じでTM NETWORKも聴くようになりました。

TM NETWORKのヴォーカルのUTSUこと宇都宮隆さんは決して歌が上手い!とは思わないけど、UTSUとすぐにわかる歌い方をするし、やっぱりTMの曲にはUTSUの声がすごく合ってるだな、としみじみ思います。




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2020年12月6日日曜日

No.0227 ALABAMA SHAKES/SOUND & COLOR【Sax:なし】

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SAXなし
全12曲
オススメ度 ★★★★(4/5)

アラバマ・シェイクスは2009年に活動を始め、グラミー賞での受賞歴もあるバンドですが、彼らのことを知ったのは、彼らが活動を休止した2018年より後になります。
このアルバムのM02の「Don't Wanna Fight」をピーター・バラカンさんがInterFMでやっている”Brakan Beat”で聴き、その格好良さに惚れ、すぐにアルバムを買いました。

彼らのサウンドは独特の浮遊感みたいなものがあり、その中に悲壮感やダークサイド的なものも感じますが、同時に前をまっすぐに見つめる力、ものすごい力強さみたいなものも同時に感じ、正直”癖になる”というのがピッタリな気がします。
自分にとってこのアルバムは、少し気持ちが沈んでも、引っ張り上げてくれるような気がして手に取るアルバムだったりします。

M05の「GIMME ALL YOUR LOVE」はとても美しいメロディのバラードで大好きです。
もともと自分は、邦楽でもあまり歌詞を聴かず、メロディを追うタイプで、この曲もメロディばかり聴いていましたが、歌詞を読むと、タイトルの通り、かなり重い内容でちょっと引きました。。。(笑)

ちなみに、どんな人が歌ってるのか、初めて彼らの写真を見たときは、予想していない感じの女性だったので、正直ビックリしました。。。
(ピクサーのアニメーションとかに出てきそうな感じがします)




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2020年11月29日日曜日

No.0226 David Liebman/LIEB PLAYS THE BLUES A LA TRANE【Sax:David Liebman】

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M01 SS:David Liebman
M02 TS:David Liebman
M03 TS:David Liebman
M04 SS:David Liebman
M05 TS:David Liebman
全5曲
オススメ度 ★★★(3/5)

 アルバムタイトル通り、デイブ・リーブマンがブルースばかりを演奏したアルバムです。
ピアノレストリオでの演奏なので、リーブマンのサックスをより堪能できます。

ベルギーの小さなクラブでの演奏で、アルバムジャケット内のリーブマンの言葉によると、
「少し天気がよくなかったので、何かいつもと違うのを演奏しないとと感じた」
そうで、それでコルトレーンが演奏したりしたブルースをやることにしたそうです。

確かにリーブマンが普通のブルースをやるのは珍しいと思うし、だからこそ自分もこのアルバムを購入したんですが、やっぱりリーブマンは何を演奏してもリーブマンです(笑)

M01はマイルス・デービスの「ALL BLUES」で、最初だけテーマっぽいことは吹いていますが、あとは終始怪しい感じで、ソプラノでリーブマン節全開という感じです。

M02、M03、M04はコルトレーンの曲を演奏していて、M02の「UP AGAINST THE WALL」は比較的わかりやすいブルースをテナーでやっていますが、やはり途中からリーブマン節強めになってます。

リーブマンを聴くときは、自分は「リーブマンを聴くぞ!」と気持ちを盛り上げてからでないと疲れてしまうんですが、そんなこともあって、ジャズ初心者にはオススメはあまりできませんので、あしからず。




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2020年11月23日月曜日

No.0225 Dexter Gordon/BALLADS【Sax:Dexter Gordon】

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M01-M08 TS:Dexter Gordon
全8曲
オススメ度 ★★★★(4/5)

先日土曜日のCOSMO POPS STATIONで板谷由夏さんが「秋になるとボズ・スキャッグスを聴きたくなる」と言われて、わかる~と思いましたが、自分はボズ・スキャッグスよりデクスター・ゴードンを聴きたくなるかもです。それもバラードを。

このアルバムは、そんなデクスター・ゴードンのバラードを集めたもので、今の時期にピッタリです。

デクスター・ゴードンの、ストレートで男らしく、でも優しさに溢れた音色を堪能できます。

特にM04の「ERBIE'S TUNE」というデクスター・ゴードンの曲は、聴くたびに泣けます。。。

デクスター・ゴードンといえば、デュコフ・ハリウッドのマウスピースが有名だったりしますが、このアルバムジャケットに写っているマウスピースはデュコフ・ハリウッドっぽいですね。
ちなみに、デュコフ・ハリウッドはリンク系のマウスピースで、デュコフとは全然形状が違うので注意ください。



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2020年11月17日火曜日

No.0224 Kenny Garret/simply said【Sax:Kenny Garret】

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M01 AS:Kenny Garret
M02-M06 SS:Kenny Garret
M07-M10 AS:Kenny Garret
M11 SS:Kenny Garret
全11曲
オススメ度 ★★★(3/5)

最近仕事でのストレスが多く、疲れ気味で、そんな時に聴きたくなって引っ張り出してきたのがこのアルバムです。

M01こそケニー・ギャレットっぽいアルトを聴くことができるファンキーな曲ですが、アルバム全体としてはしっとりとしたバラードが多く、特にM03のソプラノの音色などは、泣きたくなるほど心に染みてきます。
アルバムタイトルの通り、シンプルに歌っている曲が多く、ジャズにあまり馴染みがない人でもすんなりと聴けるのではないかと思います。

ケニー・ギャレットといえば、熱帯ジャズ楽団などで有名な近藤和彦さんと仲が良く、来日すると必ず一緒に飲みに行くと聞いたことがありますが、そんな近藤さんによると、普段ケニー・ギャレットが練習しているところを見た際、クラシックのエチュードを澄んだクラシカルな音で吹いていた、というのを聞いたことがあります。

ちなみに、ジャケットにはアルト、ソプラノだけでなく、ソプラニーノの記載もありますが、正直どこでソプラニーノを使っているかはわかりませんでした。。。




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2020年11月10日火曜日

No.0223 Courtney Pine/UNDERGROUND【Sax:Courtney Pine】

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M01 SS&TS: Courtney Pine
M02 TS: Courtney Pine
M03 SS: Courtney Pine
M04 TS: Courtney Pine
M05 SS: Courtney Pine
M06 TS: Courtney Pine
M07 SS: Courtney Pine
M08 TS: Courtney Pine
M09 SS: Courtney Pine
M10 SS: Courtney Pine
M11 SS: Courtney Pine
M12 TS: Courtney Pine
全12曲
オススメ度 ★★★★(4/5)



1997年に発売された、コートニー・パインの8枚目のリーダーアルバムです。

もともと自分は、世界一サックスのテクニックがすごいのはコートニー・パインと思っていますが、とにかく上手いし、格好いいです。
アルバム全体としては、4枚目の「Closer To Home」のようにレゲエが前面に出るというより、クラブミュージック色が強い作品です。

M02の「MODERN DAY JAZZ」は、エディ・ハリスにインスパイアされたと本人が言っている曲。
シンプルなメロディが格好いいジャズファンクの曲で、アルバム冒頭から引き込まれます。

M06の「THE BOOK OF…(THE DEAD)」は、一瞬アルトかと迷うほど倍音が多く、テナーの音色が素晴らしいです。
ちょっと怪しい曲調なのは、エジプトへの家族旅行にインスパイアされた曲だからみたいです(笑)

アリス・コルトレーンにインスパイアというM05の「INVISIBLE (HIGHER VIBE)」は、物がなしい感じがするバラードですが、哀愁のようなものまで感じさせるソプラノの音色が泣けます。

ちなみに、アルバムジャケットにはソプラノサックスしか映っていませんが、リガチャーはウインスローを使っているのがわかります。
マウスピースはよくわかりませんが、おそらくフレディ・グレゴリーのカスタム品ではないかと思われます。

なお、アルバム全体を通して、Drはジェフ・ティン・ワッツが参加しているのも注目です。




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